数あるご当地蕎麦の中でも、今注目されているのが「山形そば」です。つるっとすするお蕎麦とは一線を画す、その独特な魅力と、夏にぴったりの食べ方をご紹介します。

「親鳥」の旨味溶け込むキンキンに冷えたコク深いつゆ
山形そばの特徴といえば「親鶏」のコクと旨味が溶け込んだ濃いめの醤油出汁。若鶏ではなくあえて親鳥を使うことで、噛めば噛むほどに厚みのある肉から良質な脂(鶏油)が溶け出します。
この親鳥特有のコクが、つゆのベースを支えています。
つゆは山形の醤油(薄口や混合醤油)を中心に、砂糖やみりんを効かせた「甘みが強め」の仕上がりです。
この独特の甘みが親鶏の出汁の塩気・コクと合わさることで奥深さが生まれ、冷えていても黒そばの味に負けない、美味しくいただける味わいに仕上がっています。
噛み締めるほどに美味い「強烈なコシ」
もう一つの特徴が、太めで「ワシワシとした力強い歯ごたえ」です。 喉ごしを楽しむというよりは、顎を使ってしっかり「噛み締めて食べる」のが山形そばの特徴です。
殻を多く含んだ歯ごたえと、ボソボソ感を抑えた食感を両立させ、そばの美味しさを引き出すのは至難の業ですが、上質な粉をしっかりと練り上げることで、冷水で締めた際に驚くほど強烈なコシが生まれます。
噛むたびに口いっぱいに広がる豊かな風味は、病みつきになる力強さを持っています。
夏の暑さを吹き飛ばす、山形の「冷やし」文化
山形県は、実は非常に夏が暑い地域としても知られており、独自の「冷やし文化」が発展してきました。山形蕎麦を夏に楽しむなら、外せない代表的な組み合わせがこちらです。
■冷やし肉そば(親鶏のトッピング)
山形を代表する名物です。コリコリとした歯ごたえと強い旨味が特徴の「親鶏」をのせ、鶏のダシが優しく香る冷たいつゆをたっぷりとかけていただきます。
力強い黒い蕎麦が、旨味の強いスープに負けることなくガッチリと噛み合います。
■郷土料理 「山形のだし」
きゅうり、ナス、大葉、みょうがなどを細かく刻んで昆布などで和えた、山形の夏の郷土料理「だし」。
これを冷やし蕎麦に豪快にトッピングすれば、シャキシャキとした食感と香味野菜の爽やかさが加わり、夏バテも吹き飛ぶ一杯になります。
今回は、夏にこそ食べたい「山形そば」の魅力についてご紹介しました。
弊社の製麺所でも、この山形蕎麦ならではの「豊かな風味・食感」を徹底的に追求した麺のラインナップをご用意しております。
夏の限定メニューとして他店と差別化を図りたい飲食店様や、一味違う個性派の蕎麦をお探しのオーナー様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。サンプルのご相談も承っております。
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